破滅の足音…

昨日私は本当に自らの命を絶とうとした。
一日泣いて泣いてこんなに涙がでるのかというくらい泣いた。
そして疲労感・絶望感が襲った。夜中に施せば朝まで誰も
気づくまいと、そうすれば解き放たれると思った。

夜、彼から電話があって何故か死のうとしていることを告げて
しまった。どこかで止めて欲しかったのだろうか。彼はゆっくり
私をなだめてくれた。電話を切ったあと幾分治まったものの
何度となくハサミをみつめていた。しかし結局何もできないまま
寝逃げしてしまった。

今朝起きて「まだ生きているのか」と疲労感が漂う。
もう自分を押し殺していくことに疲れたのか何なのか分からないが
とにかく抑うつ状態が止まらない。母があびせる遠慮のない言葉。
何の感情も沸かずに「気の毒な人だ」という思いだけが通り過ぎる。

こんな状態で生き長らえていけるのだろうか。
家庭とは呼べない人間の集まり。交わす言葉もなく毎日が過ぎていく。
父と母は話しているようだが私は話す気にもならない。

すっかり疲れてしまった。こんな毎日で生きているとはとても
言えない。前向きにいかなきゃと思っているがどうにも邪魔が
入ってくる。母だ。こんなんじゃダメだと思って頭を切り換えようと
すると母の何かにつけ因縁をつけてくる言葉に意気消沈してしまう。

負けてはいけない。
病気を治して自立して働くんだといつも思うようにしている。
しかしそれもいつまでもつかもう自信がなくなってきつつある。

もう限界なのだろうか…